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【理系大学生】企業との共同研究のメリット・デメリット

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そろそろ研究室を決めないとな…!
それにしても「共同研究」って参加すると何かいいことあるの?

研究室配属される前の大学3年生の当時,
私はブランドに固執する人間だったので,
「あの大手電機メーカーと繋がりがあるってカッコいいな~!」

という単純な考えから,研究室配属と同時に共研チームへの加入を決意しました.

研究成果を発表する時に,著者リストに自分と企業人のの名前が一緒に入ることは滅多にないので,貴重な経験をさせてもらい密に優越感も感じていました.

さらに肩書だけでなく,チームで動くための最低限のマナーも自然と学ぶことができるため
実質社会に出る前の予習をできるメリットもあります!

しかし,普通の研究にはない良い点も存在する反面,
注意するべき点も紹介していきます.

共同研究?!
頑張れば大手企業へのインターンシップも貰えるし
人生安泰コースじゃん?!!!

という方は安易には共同研究をオススメできません.
そう断言する理由を自分の経験を踏まえて詳しくお伝えします!

共同研究のメリット

企業の人と顔見知りになれる

企業の人と顔見知りになれる

私の研究室では,共同研究で企業の方とミーティングをする機会が年に2~3回あります.

自分の大学は兵庫県にある一方で,共同研究先は神奈川県にあったため,
ミーティングの度に企業の方には大変ご足労をかけさせてしまいます.

企業の方の貴重な時間を無駄にしないためにも,
チームの一員としての責任を持ち研究を進めていかなければなりません.

そのため,定期的なミーティングまでに目ぼしい知見を得ることができれば,
共研先の人からの評価もとんとん拍子で上がります.

共同研究をしていた先輩から聞いた話だと,
企業の人に気に入られるとインターンシップの招待を貰うこともあるみたいです.

自分の進路がハッキリ決まっている人は,
企業の人の懐に入る処世術も身に付けておくと良いかもしれません.

チームで協力し合う力が身に付く

チームで物事を進める作法が身に付く

共同研究をやっていると,共研先の人も含めてチームで連携を取ることが求められます.

もちろん,外部の人はもちろん学内のポスドクやゼミの教授も大切なチームメイトです.

そして,チームメイト一人一人スケジュールも異なるため,
わからないとこを質問する前に相手の都合を聞いた上でスケジュールを調節する必要があります.

研究室に配属された当初は,何の配慮もせずポスドクさんのところに
突撃し集中力を途切れさせてしまったり,
報連相のしわすれで双方の実験スケジュールの認識にずれを生じさせたり
色々なトラブルが続いてしまいました。

しかし失敗を重ねていき,他の人の振る舞いを吸収することで
『相手のことを考えながら意思疎通を測ることの大切さ』
を身に染みて実感できました.

コミュニケーションのマナーを学ぶ機会は社会人1年目の新人研修のときにしか学べません。

しかし学生のうちに失敗を経験しながらトライ&エラーを繰り返すと
円滑に人と交渉する力がいつの間にか定着するので,
社会人になった時の大きなアドバンテージになります.

さらに,ヒューマンエラーを起こしてしまった時には
事態が悪化する前にチームメイトに報告し,
慌てふためかず冷静に解決策を考えることが重要ということも学びました.

こういった経験をしておくと,社会人に必要なソフトスキルも取得できるので人間的にも成長できます!

共同研究のデメリット

機密事項が多い

機密事項が多い

共同研究チームの一員として研究を始める前に,
学生はe-learningで研究倫理のことを学んだり,
進行中の研究・実験を外部に漏らさないことを書面で約束しなければなりません

「機密情報を取り扱う.」という響きはスパイになった感が半端なくカッコいい気もしますが,自分がまとめた結果を形の有るものとして面接の時に見せることができないため,他の理系学生とは違った敗北感を味わうことになります。

  • 機密情報取り扱いの教育を事前に受けなければならない
  • 就職活動の面接で自分の研究を言いづらい

論文発表の承認が下りづらい

論文発表の承認が下りづらい

論文を好きな時に発表できないという不利益を被ります.

基本的に外部組織と共同研究を進めるためには,いくつもの規約をクリアしなければならないため,個人で行う研究よりも制約に縛られてしまいます。

その中でも,

実験結果が妥当なものであると承認を得るまで外部に発表することはできない

という決まりもあり,行きたい学会を見つけたとしても大人の都合というもので無しになったり引き延ばされたりするケースもあります.

共同研究を請け負っていた同級生も,「先生に論文発表の希望をしてから一年経ってやっと発表させてもらえた」と言ってました.

お金と時間の奴隷になる

企業とのミーティングの以外の時も頻繁に,実験の設備の相談で企業の方と連絡を交わすことがあります.

そこで唐突に企業側から「期限までに10人分のデータが欲しい」等の依頼がくることもあり,
急な対応に追われることも多々あります.

「共同研究のブランドだけが欲しい」という生半可な気持ちで共同研究の道を選んでしまうと
後々痛い目見ることになります.

研究室選びや研究室での過ごし方は自分で考えてから決めるようにしてくださいね★

  • 急な対応に追われてしまうことがある

まとめ

いかがでしたかっ?
研究室生活は短くて1年, 大学院に進むのであれば3年も続くので
人生を大きく占める期間となります.

心身的にも充実した生活を送りたいのでれば,
「共同研究」という肩書に囚われず,
自分に合った研究スタイルを見つけるよう心掛けてください!

コメント

  1. […] […]

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